葬儀場設計の計画の建て方
全国には約14万件もの葬儀場が林立していますが、この葬儀場はある一定の基準に則って建設されているのが特徴です。
新たに葬儀場を設ける場合は、しっかりと葬儀場設計をデザイナーとともに計画することが大切です。
その計画の立て方はまず、図面を引くことからスタートします。
葬儀場設計はもちろんのこと、建物を建てるには必ず土地が必要です。
その敷地面積に見合った箱物が必要で、図面では必ず敷地の大きさにあった間取りを用意するようにしましょう。
また、最初に周辺住民にもしっかりと説明をしなくてはいけません。
式場の場合は必ず悲しいお別れをする場所となるので、周辺の住宅が広がっていると住民が立地の景観を気にします。
担当者は誠意を込めた住民説明会を開催して、どのような建物になるのか、間取りまで細かく相手に伝えることが必要でしょう。
葬儀場設計を実施したあとで、これらの説明会を組むのが理想的な流れとなるのできっちりと把握しないといけません。
葬儀場設計をするならば環境のことも考える
葬儀場設計をするときには、機能性だけでなく周辺の環境に対する配慮も必要です。
なぜなら葬儀場は故人とお別れをする場で死を強く意識することになり、地域の人達にとっては見ていて気分が良い施設ではないからです。
大型スーパーや学校などが持つ賑やかな雰囲気とは違い、ただ存在するだけで周囲に溶け込まない異質な雰囲気が漂います。
そんな葬儀場の抱える負のイメージをなんとかして打ち消さなければ、葬儀場の建設計画を推し進めることなどできません。
そこで施設の周辺から建物が見えにくくなるように緑地を設けたり、建物の高さを低くして威圧感を感じさせないようにすることで、葬儀場は周囲に溶け込めるようなデザインへと変わります。
さらに、太陽光発電システムを設置するなど、環境に配慮していることがわかるようになれば、近寄りがたい雰囲気は純粋に死者を悼む施設へと変えることもできます。
このようにいろいろな工夫を葬儀場設計で採用すれば、ある程度はイメージを改善されるでしょう。